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news&blog日曜診療の休診に関して
こんばんは。
横浜市青葉区青葉台 ベルウェルネス青葉台 院長 大屋です。
先週は日曜日診療を休診にさせて頂きまして総義歯(総入れ歯)のセミナーを受講させて頂きました。
総入れ歯は全ての歯を失ってしまった方に行う治療です。
歯学部に入学したときはじめてみた補綴(ほてつ)というないところを補う治療になります。
当院の歯科診療の方針は患者さんが困られる前に検査をして気づいていただいて歯を失うことをなるべく防ぐ予防をしたい(予防歯科)というものですが実際すでに失われる方もいらっしゃるので、様々なニーズにお応えできるようにと受講致しました。
物を食べるという行為は咬む力を歯から食物に作用させる為その力をどこで支えるかが大切になってまいります。
具体的な負担様式は、歯根膜負担(通常の歯、もしくはブリッジなど)、歯根膜粘膜負担(部分入れ歯等)、粘膜負担(総入れ歯)、顎骨負担(インプラント)などがあります。
天然の歯は、当院にご来院頂いた方にはご説明している歯根膜という靭帯を介して歯が顎の骨に植わっており、咬む力の負担様式は歯根膜負担となりますが、総入れ歯の咬む力の負担様式としては粘膜負担というものになります。
それゆえ当然咬み心地なども違いますが、外してきれいに洗って管理できるという側面も含めてとても素晴らしい歯科治療だと思っております。
歯科の学生時代に習いましたが、江戸時代などは木を削りだして上と下の入れ歯をばねでつなげて使用していたという写真も拝見したこともあります。顎の形に合わせて木を削って作るなどどれだけ器用だったのかなとたびたび思います。
(神奈川県歯科医師会のホームページより)
通常の歯科の保険診療で作成する入れ歯は
印象(型取り)→咬合採得(上下の咬み合わせを取る)→試適(仮合わせ)→完成
という流れで作ると言う決まりがあります。
歯が残っている方は場合によって印象と咬合採得を同時にすることもあります。
今回学んだ総入れ歯の作成方法は歯科の保険外診療でより質の高い咬める入れ歯の作りかたです。
より緻密な歯科治療のため治療の回数もかかりますし保険診療で使用できない様々な材料、道具も使用するので、保険診療と比べとても良いものができます。
入れ歯はすぐにいいものができると考えておられる方もいらっしゃいますが上下の歯が全てない方ですと、28本の歯がない方のすべての歯の歯科治療と考えればいかに難しいかがご理解いただけるかと思います。
当院で保険外の総入れ歯の治療をご希望される患者さんには、保険外診療の入れ歯専門の熟練の歯科技工士が何回か診療に立ち合い、入れ歯を作成してまいります。
先日、お作り頂いた患者さんからは柔らかいステーキやナッツなども食べれたとの嬉しいお声を頂きました。
今回学んだ総入れ歯の内容を再度復習し実践に生かしていければと思っております。
今週末は現在受講しております、横浜 みなとみらいインプラントアカデミーのコース受講の為18日土曜日の午後と19日日曜日終日、休診とさせていただきます。
より良い歯科診療を、長津田みなみ台で皆様にご提供できるよう新たな知識と技術を様々な研修会で得てきたいと思っております。
今後も部分入れ歯、インプラント治療、根管治療(根の治療)などのコース受講の予定があり土日の診療を休診にさせていただく事がございます。
ご迷惑をおかけいたしますがご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
ベルウェルネス青葉台
院長 大屋 学