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国民皆歯科健診のニュースに関して お口の健康の重要性に関して

院長の大屋です。

 

先日下記のニュースが報道されました。

 

「政府が6月上旬にまとめる経済財政運営の指針「骨太の方針」に、全国民に毎年の歯科健診を義務付ける「国民皆歯科健診」の導入に向け、検討を始める方針を明記することが29日、分かった。歯の健康を維持して他の病気の誘発も抑え、医療費全体を抑制する狙いがある。政府・自民党では令和7年頃の導入を目指す。」

 

とのことです。

 

今回の国の目的は記載の通り「歯の健康を維持して他の病気の誘発も抑え、医療費全体を抑制する狙い」です。

目的に関しては社会保障費の問題などへの対応で議論されておりますが、皆様にお口の健康にご興味をお持ち頂くのに良い機会になるのではと思いました。

6月3日金曜日、テレビ朝日の羽鳥慎一のモーニングショーにて特集されておりましたが、大学院時代にお世話になりました落合教授が出演され口腔の健康の重要性をお話されておりました。

 

 

落合教授は学生時代、歯科だから歯科ばかりをみる狭い視野でなく、それがどのように体に影響を及ぼすかを考えなさいとよく話されておりました。

いつもパワフルに授業、講演をされる姿に感銘をうけるとともに、お口の衛生の重要性を学ばせて頂いておりました。

 

テレビの番組内でも話されておりましたが

 

○病は口から…若い人も要注意 ”万病のもと” 歯周病

と言うことで歯周病が影響する疾患として

・動脈硬化  リスク2.7倍

・糖尿病   リスク3.4倍

・誤嚥性肺炎 リスク4.5倍

・骨粗鬆荘  リスク6.3倍

 

との内容も伝えられておりました。

 

実は私の祖父は私の生誕後、16年くらいパーキンソン病という難病を患っておりましたが、最後亡くなった原因は誤嚥性肺炎によるものでした。

 

その当時高校生でありました私は知っておりませんでしたが、歯科医師になった私はあのとき口腔内の衛生を保つ重要性を知っていればと何回も思いました。

 

現在、アルツハイマー型認知症と歯周病の関連なども含め様々な研究が世界で行われており、たくさんのエビデンスが出てきております。

 

また、お口の中の衛生とともに口腔の機能は咀嚼器官という重要な役割の側面から歯質、歯列欠損により口腔機能の低下が起こり、オーラルフレイルから全身のフレイルに繋がり

そして健康寿命への影響することも分かってきております。

 

このような2つの大きな問題に関して一番大切なのは皆様に適切な知識をお持ち頂き、それぞれの方がご自身のお口の健康を守る予防の意識をお持ちいただく事。

まだ自覚症状がない方にはしっかりと現状を知って頂きこのままではどのような問題が起きる可能性があるかをお伝えすることが一番大切であると思っております。

 

そのために当院では、全体の検査をご希望頂いた方には、ご自身のお口の中の状況を知って頂くために

・口腔内写真を撮影

・歯周ポケット検査

・レントゲン写真

 

を実施後、後日お時間を頂いてご説明させて頂いております。

痛いところを痛くなくだけの目的ではいらないかもしれませんが、お口の健康から全身の健康を維持すると言う大きな視野においては必要不可欠だと思っております。

 

限られた診療時間で当院の患者さんにお伝え出来る内容には限界もありますが、できる限り皆さんにお口の健康の重要性をお伝えしたいと思っております。

今後もこちらのブログを通してお口の健康に関する情報をお伝え出来ればと考えております。

 

ベルウェルネス青葉台

院長 大屋 学

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